椎間円板・助軟骨2

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助軟骨の成形を行う。硝子軟骨・弾性軟骨・繊維軟骨の3種類のうち、助軟骨は硝子軟骨にあたる。関節にある硝子軟骨よりは硬く弾性があり、半透明というよりほぼ乳白色、みたいな感じをイメージしてシリコンの色味や硬度の調整を繰り返す。

上の画像がほぼ決定した色味と固さ。助骨と助軟骨の素材の違いが分かると思う。
自分が作る彫刻の、それぞれの部位に目的や役割があって、それに応じて形状や素材を選択していくのはとても楽しい。自分の彫刻に柔らかいところと固いところがあって、それぞれにその素材に適した役割があるのが面白い。

これまでの制作で使用した樹脂やシリコンは、パテやスカルプで原形を作ってシリコンで型取り樹脂を流すようなフィギュアを作る方法と同じで、それは造形しやすいからそうしてるんだけど空想上のものを作る時にフィギュアの製法に準ずるのはとても面白いような気がしている。
まだあんまり言葉にできないけど、ファンタジーとか空想の世界を引っ張ってくるのにその作り方を踏襲するのは、また本筋とは別の視点で重要だと思う。これは作っているうちにもっと良い言葉が見つかると思う。

年内の更新はこれで最後。助軟骨の1〜8番目と、連なっている9〜18番目の成形が終わり、助骨と接合した。これから堆骨と組立てていきたいけど、胸骨のことを忘れていたのと、頚椎を綺麗に作り直したいので年末年始はその制作にあてることにする。

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STARWARS THE FORCE AWAKENS !
面白かった〜〜〜サントラをずっと聞いている